こんにちは!マイです!
ハイどうも、ひげマスターです。
Netflixで2015年からスタートし、2019年には全ての作品が打ち切りになってしまったマーベルコミック原作のドラマシリーズ。
映画シリーズの歴史的な成功の陰で、なぜドラマシリーズは打ち切りの憂き目にあったのでしょうか?全作品を鑑賞した上で、シーズンごとのポイントをザックリとまとめながら紹介していきたいと思います。
なおザックリした内容ではありますが、ネタバレを含みますのでご注意下さい。
Netflixにおけるマーベルヒーロードラマの概要
『アイアンマン』『キャプテン・アメリカ』などのマーベルコミックを原作とする映像作品群「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)」が映画界で大成功を収め、マーベルはMCUの世界を拡張すべく、ドラマ製作にも乗り出しました。
映画シリーズでは各キャラクター単独の作品を先に製作した後、『アベンジャーズ』でヒーローたちが集結するという手法が取られました。
ドラマ版でも同じく『ザ・ディフェンダーズ』というヒーロー集合作品を到達点とし、その前に各ヒーローそれぞれのドラマがスタートしています。
引用元:IMDb
Netflixマーベルドラマは全てMCUに属しているため映画とも世界観を共有しており、さらに時系列としては『アベンジャーズ』のニューヨーク決戦後となっているため、人々が超人や怪物の存在を認識している前提で物語が進行します。
Netflixマーベルドラマの時系列は以下の通りです。
集大成的な作品である『ザ・ディフェンダーズ』は、結局1シーズン限りのリミテッドシリーズとなっています。全作品が打ち切りにならなければシーズン2もあり得たかもしれませんが...
では次の項目からは作品ごとの解説に入っていきます。
デアデビル:1人目のヒーローは盲目の弁護士
引用元:IMDb
NetflixのMCUドラマ第1弾は『デアデビル』。昼は弁護士、夜はヒーローとして戦う男、マット・マードックの活躍を描いた作品です。
本国アメリカでは2015年4月から、そして同年9月のNetflix日本上陸時には目玉作品の1つとして配信が開始されました。
原題:Daredevil
ショーランナー:スティーヴン・S・デナイト
出演:チャーリー・コックス、デボラ・アン・ウォール、エルデン・ヘンソン、ヴィンセント・ドノフリオ、エロディ・ユン、ジョン・バーンサル、ウィルソン・ベセル、ロザリオ・ドーソン
シーズン数:3
シーズンごとのポイントまとめ
シーズン1:あくまでもデアデビル誕生までの話(敵は忍者とフィスク)
マットは幼い頃に劇薬を目に浴びたことで視力を失うも、視力以外の感覚が超人的に発達します。同じく盲目の武術の達人スティックに鍛え上げられた彼は、法で裁けない悪人に自ら制裁を加えていました。
ただしシーズン1を通してマットは黒いスウェットみたいな服で戦います。デアデビルと言えばポスターにも写っているあの赤いコスチュームなので「いつ着るのかなぁ」と思いながら観ていたら、何と最終話の終盤まで出てきませんでした。
引用元:IMDb
しかし散々待たされたとは言え、最後の最後に登場したデアデビルの勇姿に興奮したファンも多かったことでしょう。
デアデビルは2003年に映画化されていますが、映画版と比べてダークでリアルなコスチュームは非常に渋カッコいいデザインでした。
引用元:IMDb
ストーリーは犯罪王キングピンことウィルソン・フィスクを倒して収監させるまでが描かれるほか、途中でヤクザのノブとも戦います。ノブは現代に生きる忍者で、彼によって深手を負わされたことが、マットが防御力の高いスーツを必要とするきっかけになるのでした。
シーズン2:人気キャラが登場するもストーリーは暗い(敵はまた忍者)
シーズン2ではスティックの兄妹弟子でもあるマットの元カノ・エレクトラと、後に単独シリーズが作られるアンチヒーロー・パニッシャーが登場します。
孤独な戦いを続けるマットに強力な味方が加わるかと思いきや、悪人を殺すことを良しとしないマットと、悪人を躊躇せずに殺すエレクトラやパニッシャーとはほとんど意見が合いません。
引用元:IMDb
殺人OKのヒーローが加わったことで流血表現はパワーアップ!しかし肝心の悪役はまたもや忍者たち!
なんで現代のニューヨークに忍者がいっぱいいるのかと思ったら、彼らは暗殺組織「ヤミノテ」のメンバーで、シーズン1で登場したノブもヤミノテの一員だったのです。
律儀に伝統を守って忍者の格好をするヤミノテのメンバーたちはかなりシュールでした。
引用元:IMDb
シーズン1のフィスクみたいに目立つ悪役がいないんですよね。
アメリカ人は忍者が好き過ぎる...
マットは戦い過ぎて弁護士業が疎かになった結果、相棒のフォギーや秘書のカレンとの信頼関係が破綻し、事務所を畳むことになってしまいます。デアデビルとして戦い続けることで増々孤独になっていくマット...
シーズン2はアクションが激しくなった反面、ストーリーが暗すぎました。
シーズン3:宿敵ブルズアイ登場(マットは一度もスーツを着ない!)
『ディフェンダーズ』の戦いで死亡したと思われていたマットは奇跡的に一命を取り留める一方、保釈されたフィスクは高級ペントハウスに軟禁され、そこからFBIの弱みを握り、捜査官たちを操り始めていました。
FBI捜査官の中でも高い戦闘能力があり、とりわけ投擲に関しては灰皿を投げつけるだけで人を殺せるほどの技術を持つデックスは、破壊衝動やストーカー行為を繰り返すなど情緒不安定な人物でした。それを見抜いたフィスクは彼の心を巧みに操り、偽デアデビルとして暗躍させます。
彼は原作だとブルズアイと呼ばれる殺し屋ですが、劇中ではその名で呼ばれることはなく、シーズン4に持ち越しかと思われた矢先にシリーズが打ち切りに...
引用元:IMDb
見た目はクールな捜査官なのに中身は癇癪持ちのストーカーというギャップが、単なる殺し屋だったブルズアイというキャラクターに深みを持たせています。
そしてシーズン3はフィスクがFBIを牛耳っていることから、スパイ、裏切り、陰謀が渦巻くポリティカル・サスペンス要素をはらんでいるのもポイント。
悪役が手強く、ストーリーもスリリング。非常に満足度の高いシーズンとなりました。唯一の欠点は、マットがコスチュームを着るシーンは一切ないこと!
せっかくカッコいいスーツなのに...
シーズン1のダメなところを繰り返しちゃってるよねぇ。
『デアデビル』の良かった点・悪かった点
- デアデビルのスーツデザイン
- 泥臭くてリアリティのある格闘シーン
- マット役チャーリー・コックスの「盲目だけど(視覚以外の感覚で)見えている」演技
- フィスク役ヴィンセント・ドノフリオの貫禄ある演技
- 偽デアデビル(ブルズアイ)のサイコな悪役像
- マットがスーツを身に付けるエピソードが少なすぎる
- シーズン2に魅力的な悪役がいない
- 全体的なテンポの遅さ
MCUでデアデビル復活の兆し!
2018年の打ち切り決定後、Netflix資本以外では新作を製作できない2年縛りがありましたが、2020年11月29日をもってその縛りが解けました。
よって新作映画やDisney+オリジナル作品などでデアデビルが復活する可能性が出てきました!
SNS上では#SaveDaredevilのハッシュタグでファンが署名活動などを行っていますし、もちろん当ブログ管理人も応援します!続報を待ちましょう!
レビューサイトでの評価
Rotten Tomatoes
批評家のスコアは92%、一般のスコアは90%。
引用元:IMDb
IMDb
8.6/10で9点と10点が6割以上。
引用元:IMDb
予告編
Netflixリンク
次回は女性ヒーロー、ジェシカ・ジョーンズ編に続きます!
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