こんにちは!マイです!
ハイどうも、ひげマスターです。
全作品が打ち切りになってしまった、Netflixのマーベルドラマシリーズを振り返る企画。今回はその第2回です。
なおザックリした内容ではありますが、ネタバレを含みますのでご注意下さい。
Netflixマーベルドラマの時系列
確認のために前回の記事に戻るのも手間ですので、こちらにも時系列をまとめた画像を貼っておきます。
ジェシカ・ジョーンズ:2人目のヒーローは飲んだくれの私立探偵
引用元:IMDb
NetflixのMCUドラマ第2弾は『ジェシカ・ジョーンズ』。元ヒーローで私立探偵の女性ジェシカの活躍を描きます。
原題:Jessica Jones
ショーランナー:メリッサ・ローゼンバーグ
出演:クリステン・リッター、レイチェル・テイラー、マイク・コルター、エカ・ダービル、キャリー=アン・モス、デイヴィッド・テナント、ベンジャミン・ウォーカー、ジェレミー・ボブ
シーズン数:3
シーズンごとのポイントまとめ
シーズン1:ぶっちゃけこのシーズンだけ観ればOK
遺伝子操作によって超人的な怪力や跳躍力を身に付けた女性ジェシカ・ジョーンズは、もともと正義のヒーローとして活動していました。
ところが声をかけるだけで他人を洗脳する能力の持ち主キルグレイブによって操られ、彼のオモチャにされた上に殺人までさせられたことでPTSDを患ってしまいます。そうしてヒーローを引退した彼女は私立探偵となり、酒浸りの毎日を送っていました。
ある日、探偵事務所を訪れた女性客がキルグレイブの新たな犠牲者だと気づいたジェシカは、自らの過去を克服すべくキルグレイブに立ち向かいます。
引用元:IMDb
元ヒーローということで最初はアクションに期待しましたが、残念ながら期待はずれ。
予算が足りなかったのか派手なアクションはほとんどなく、CGやワイヤーアクションも極わずか。そのせいでジェシカのスーパーパワーが描き切れていませんでした。
ただシーズン1はとにかくキルグレイブ(原作ではパープルマン)という悪役の変態っぷりが際立っています!ジェシカを執拗につけ狙い、しかし本人には危害を加えず周りの人間を自殺させるなどして精神的に追い込むことで、ジェシカを自分のものにしようとします。
その気になれば要人を操って世界を支配できる能力なのに、やることは女に粘着するだけというスケールの小ささ!でもそのゲスさが気持ち悪くて、いい味を出しています。
引用元:IMDb
トラウマの元凶となった敵を倒すという最重要パートがあるため、良くも悪くもストーリーとしてはシーズン1だけで完成しています。逆に言えば、残りの2シーズンでキルグレイブよりも重要かつ魅力的な悪役は登場しません...
ちなみに物語の起点となる女子大生ホープを演じているのは、後に『ザ・ボーイズ』でスーパーヒーロー「スターライト」を演じるエリン・モリアーティですね。
『ザ・ボーイズ』と言えばジェシカと同じアパートの住人役のコルビー・ミニフィーも出演しているね。(ヴォート社のアシュリー役)
シーズン2:ジェシカ以上に凶暴な母親が登場するものの...
シーズン2ではジェシカの能力の秘密や親友トリッシュの過去など、回想シーンが多くなっています。
キャラクター像を掘り下げる上で回想シーンは重要ではあるんですが、シーズン1で最大の宿敵を倒してしまったので、どうしても引き伸ばし感が強くなっています。
引用元:IMDb
シーズン2では死んだはずのジェシカの母親が登場し、ジェシカ以上の怪力と凶暴さを発揮しますが、完全な悪役というわけでもないです。
ヒーローものなのに明確な悪役がいないという『デアデビル』シーズン2と同じ失敗を犯しています。
ヒーローものは本当に悪役が大事!
続編ならもっと強力な悪役が出て来て欲しいよねぇ。
シーズン3:最後の敵は普通の人間
シーズン3では特殊能力こそ持たないものの、頭脳や心理術を駆使する敵サリンジャーが登場します。
マスコミを利用してジェシカを陥れたり、トリッシュの母親を誘拐したりしてジワジワと精神的に追い詰めて...とキルグレイブの劣化版のようなキャラクターでした。
引用元:IMDb
このシーズンに限らないのですが、せっかくヒーローものなのにジェシカとパワーで渡り合える悪役が出てこないんですよね。
本作はヒーローものというより、ヒーロー要素を含んだサスペンスと捉えた方がよさそうです。
ちなみにトリッシュは原作でヘルキャットという猫のような能力を持ったヒーローになりますが、このシーズン3でスーパーパワーを少しだけ見せてくれます。ただやっぱり予算が足りなかったのか、迫力あるアクションは見られず終い。そして本領発揮することなく番組は打ち切りに...
ただしシーズン3配信前に打ち切りが決定していたからか、エンディングはある程度オープンなものとなりました。
『ジェシカ・ジョーンズ』の良かった点・悪かった点
- デイヴィッド・テナント演じるキルグレイブの気持ち悪さ
- アクションのショボさ、少なさ
- シーズン1で最も重要なストーリーが語られるため、シーズン2以降の存在意義が薄い
- シーズン1以外、魅力的な悪役がいない
- 全体的なテンポの遅さ
レビューサイトでの評価
Rotten Tomatoes
批評家のスコアは83%、一般のスコアは79%。
引用元:Rotten Tomatoes
IMDb
7.9/10で8点が中心。
引用元:IMDb
予告編
Netflixリンク
次回は黒人ヒーロー、ルーク・ケイジ編に続きます!
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