
こんにちは!マイです!

ハイどうも、ひげマスターです。
全作品が打ち切りになってしまった、Netflixのマーベルドラマシリーズを振り返る企画。今回はその第3回です。
なおザックリした内容ではありますが、ネタバレを含みますのでご注意下さい。
Netflixマーベルドラマの時系列
確認のために前回の記事に戻るのも手間ですので、こちらにも時系列をまとめた画像を貼っておきます。


ルーク・ケイジ:3人目のヒーローは防弾の皮膚を持つ男
引用元:IMDb
NetflixのMCUドラマ第3弾は『ルーク・ケイジ』。黒人文化が根付く街ハーレムを守る男、ルーク・ケイジの戦いを描きます。
なお余談になりますが、ルーク・ケイジはアメコミ好きで知られる俳優ニコラス・ケイジの芸名の由来らしいですよ。
原題:Luke Cage
ショーランナー:チェオ・ホダリ・コーカー
出演:マイク・コルター、シモーヌ・ミシック、マハーシャラ・アリ、テオ・ロッシ、ロザリオ・ドーソン、アルフレ・ウッダード、エリック・ラレイ・ハーヴェイ、ムスタファ・シャキール
シーズン数:2
シーズンごとのポイントまとめ
シーズン1:ローカル感のあるヒーロー像
無実の罪で投獄されたルークは、刑務所内の違法な人体実験によって銃弾をも弾く強靭な皮膚と超人的な怪力を手に入れます。
出所後、彼は故郷であるニューヨークの一角、黒人コミュニティが広がるハーレムの街に戻ってきます。しかし街では凶悪なギャングや腐敗した政治家たちによって、醜い権力闘争が行われていました。
巻き添えになって傷つく住民たちを守るため、ルークは街にはびこる悪と戦い始めます。
世界平和とかではなく街を守るために戦い、特にコスチュームや覆面も身に付けないルークは非常にローカル感のあるヒーローです。住民たちとの交流がこれだけ描かれるヒーローものも珍しいですね。
引用元:IMDb
悪役のコットンマウスを演じるのは二度のアカデミー賞に輝く演技派マハーシャラ・アリということで、シーズン1を通してコットンマウスと戦うのかと思いきや、中盤で別の悪役マライアにあっさり殺されてしまいます。
このマライアというおばさんがとにかく自分勝手で、私利私欲のために従兄弟のコットンマウスを殺し、ハーレムの住民を喰い物にし、ルークを陥れて刑務所送りにします。正直、見ててイライラするキャラ...でも悪役としてはそれでいいのかも。
引用元:IMDb
シーズン1でルークと直接対決するヴィランは異母兄弟であるダイアモンドバックです。彼は『アイアンマン2』に出てきたハマー社のパワードスーツを着てルークと殴り合います。
ハーレムのギャングたちは銃で武装しているだけの一般人なので相対的にルークが強すぎる感がありましたが、その点ダイアモンドバックはルークに対抗しうる悪役でしたし、兄弟対決というシチュエーションもアツかったです。ただしスーツがダサすぎた...
引用元:IMDb
ところで本作のアクションはスピード感こそないものの、防弾の皮膚のおかげで防御を考えずにゴリ押しで戦うスタイルは、他のヒーローものにはないパワフルさがありました。


銃弾弾きまくり、壁ブチ抜きまくりのアクションは痛快でしたね!


ヒーローというよりターミネーターっぽかったよね。
シーズン2:強敵ブッシュマスターが登場するも、ルークがまさかの闇堕ち!?
シーズン2では新たな敵ブッシュマスターが登場!彼は特殊な薬草の力で一時的にですが超人となり、ルークをも圧倒します。彼に敗北した動画が出回ったせいで、ハーレムの人気者だったルークは「本当に強いヒーローなのか?」と疑われることになってしまいます。
ただしブッシュマスターの目的はハーレムを手中に収めることではなく、マライアに復讐することでした。復讐の原因を掘り下げるとなかなか可哀想な過去を持った人物で、強さは文句なかったのですが今イチ憎みきれない悪役となってしまいました。
引用元:IMDb
そしてシーズン1から視聴者をイライラさせてきたマライアおばさんは更にヒートアップ!傍若無人に振る舞い、立場が悪くなってもゴネてばかり...そりゃあブッシュマスターも怒るよ!と言わざるを得ません。
なぜ製作陣がこのキャラをこんなに引っ張ったのか不明ですが、ともかくシーズン2最終話でようやく娘に毒を盛られて死亡します。
「やっと死んだか」と思ってエンディングを見ていると、マライアは遺言によってハーレムの中心であるナイトクラブをルークに残していたのでした。自分が相続できると思っていたマライアの娘は怒り心頭、そして戸惑うルーク...
そして次のシーンが衝撃!ルークはヒーローだから「金は要らないぜ!」ってカッコよく断るかと思ったらちゃっかり相続してました!
引用元:IMDb
ナイトクラブのオーナーとなり「ここからならハーレム全体のことがわかる。問題があればすぐに解決できる。」と満足げなルーク。散々協力してくれていた女刑事ミスティは「法律はどうでもいいの?」と呆れ顔でその場を後にします。
住民から愛される街のヒーローが事実上ギャングのボスになるという、あまりに唐突すぎるエンディングです!
シーズン3か『ザ・ディフェンダーズ』シーズン2があれば、ルークが正気を取り戻す展開が用意されていた可能性は高いですが、シリーズが打ち切りになったためルークは闇堕ちしたままとなりました。
マライアがナイトクラブを譲ったのもルークが相続したのも、形は違えど2人が街のことだけを考えていたからですが、最後の最後に主人公を悪の道へ引きずり込んだマライアは、本当に罪作りなキャラクターです。


他のヒーローがルークと戦って喝を入れる展開ならアツかったかも?
でも打ち切りでそれも出来なくなっちゃいました...


ヒーローものとして正直どうなの?って終わり方だったね。
『ルーク・ケイジ』の良かった点・悪かった点
- 防御を考えないゴリ押しパワフルアクション
- ジャズ、ソウル、ヒップホップなどのブラックミュージック
- 原作イメージそのままのルーク
- 闇堕ちというヒーローものらしからぬエンディング
- マライアの存在
- ブラックミュージックはオシャレだが、尺稼ぎにも使われている
- 全体的なテンポの遅さ
レビューサイトでの評価
Rotten Tomatoes
批評家のスコアは87%と高め。一般のスコアは69%とまずまず。
引用元:Rotten Tomatoes
IMDb
7.3/10で7点と8点が半数を占める。
引用元:IMDb
予告編
Netflixリンク
次回は拳法家ヒーロー、アイアン・フィスト編に続きます!