こんにちは!マイです!
ハイどうも、ひげマスターです。
今回ご紹介するのは映画
『デッド・ドント・ダイ』
ダイナミックで派手な作品が中心のアメリカ映画界において、肩の力が抜けた作風を貫く監督ジム・ジャームッシュ。そんな彼がまさかのゾンビ映画を作りました。
手垢の付きまくったジャンルを、インディペンデント映画の巨匠がどう料理するのか?ジャームッシュファンもゾンビ映画ファンも見逃せない1本です!
基本情報
原題:The Dead Don't Die
製作国:アメリカ
公開年:2019年
ジャンル:コメディ、ホラー
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・グローヴァー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、セレーナ・ゴメス
上映時間:104分
概要:オフビートな作風で知られるジム・ジャームッシュ監督によるゾンビ・コメディ。主演のビル・マーレイを始め、ジャームッシュ監督作品の常連俳優も数多く出演。
あらすじ:アメリカの田舎町センターヴィルで、動物たちが失踪したり、電子機器が故障するといった怪現象が発生。ほどなくして人を襲うゾンビが墓場から出現し、警察官のクリフら町民たちの命をかけたサバイバルが始まる。
ポイント&ストーリー
警察官が3人しかいないド田舎で起こる怪事件
物語の舞台となる田舎町センターヴィルは、警察官が署長を含めて3人しかいない小さな町です。高齢の署長クリフ、若い警官のロニー、女性警官のミンディは家畜を盗まれたという町民の訴えを聞いて捜査を開始しますが、これがのどかな田舎町を揺るがす大事件の始まりなのでした。
引用元:IMDb
わざわざ訪れる者も多くなく、町民同士はみんな顔見知りの、小さくてのどかな町。唯一の憩いの場と言えば個人経営のダイナーくらい。
本作はそんな田舎町のゆったりした雰囲気とグロテスクなゾンビたちを掛け合わせることで、唯一無二のシュールでゆるいゾンビ・コメディに仕上がっています。
『バタリアン』から『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ゾンビランド』までゾンビを題材にしたコメディは色々あるけど、これは断トツでシュール!
ゾンビ映画というよりジャームッシュ映画
本作はゾンビ映画に分類されますが、内容はいつものジャームッシュ映画です。
先の読めない展開だとか、起承転結でまとまっているとか、伏線を回収するといったストーリーテリングの面よりも、個性豊かな登場人物による会話のおかしさ、面白さを重視しています。
引用元:IMDb
一応、人の肉を食べる、噛まれた人間もゾンビとなる、殺すには頭部を破壊するしかないなど、かつてジョージ・A・ロメロ監督が『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』で築いたゾンビ映画の原則は、本作においても踏襲されています。
ただしその原則はストーリーにおいて重要ではなく、笑いの小ネタ程度の扱いです。そんなしょうもないネタをわざわざ長編でやるのがジャームッシュ流ゾンビ映画と言えそうですね。
キャスト&キャラクター
主演からカメオ出演まで豪華キャスト
本作はジャームッシュ作品の常連俳優が多数出演しており、作品の規模に対してかなりの豪華キャストです。
引用元:IMDb
主演のビル・マーレイは言わずもがなコメディの名手ですし、『スター・ウォーズ』続三部作でブレイクしたアダム・ドライバーに加え、スティーブ・ブシェミやダニー・グローバーなどのベテランのほか、イギー・ポップなど有名ミュージシャンもカメオ出演しています。
映画ファンなら一度は見たことある俳優さんがいっぱい!
ティルダ・スウィントン演じるアクの強すぎるキャラクター
本作の登場人物はのどかな田舎町の住民らしくのんびりしたキャラクターが多いのですが、その中で異彩を放つのがティルダ・スウィントン演じる葬儀場の女主人ゼルダ・ウィンストンです。
役者の名前をモジッただけのいい加減な役名ですが、そのキャラクター性は本作随一!
引用元:IMDb
小さい町なので町民同士はみんな顔見知りですが、この人物だけは素性が知れません。歩き方や喋り方もヘンだし、柔道着を着ていたり、日本刀の使い手だったりします。果たして彼女の正体とは...?
あまりにも自然に日本刀を取り出すから『キル・ビル』を思い出しました。
「そんな奴いるか!」ってツッコむ気にならないのもすごい。
まとめ
『デッド・ドント・ダイ』管理人レビュー
『デッド・ドント・ダイ』はこういう人にオススメ
レビューサイトでの評価
Rotten Tomatoes
批評家のスコアは55%と今イチ。一般のスコアも38%と低め。
引用元:Rotten Tomatoes
IMDb
5.5/10で6点前後が中心。
引用元:IMDb