こんにちは!マイです!
ハイどうも、ひげマスターです。
今回ご紹介するのはAmazonオリジナルドラマ
『ザ・ボーイズ』
タイトルだけ聞くと「少年たちの青春ドラマかな?」と勘違いしそうになりますが、その内容は濃ゆ〜いキャラが勢揃いのスーパーヒーロードラマです。
そしてこの作品が他のヒーローものと一線を画すのは、ヒーローたちが悪役で、主人公は普通の人間ということ!
基本情報
原題:The Boys
製作国:アメリカ
公開年:2019年〜
ジャンル:アクション、SF、バイオレンス、コメディ
監督:エリック・クリプキほか
出演:カール・アーバン、ジャック・クエイド、トマー・カポン、ラズ・アロンソ、福原かれん、アントニー・スター、エリン・モリアーティ、エリザベス・シュー、ジャンカルロ・エスポジート
シーズン数:2(シーズン3製作予定)
1シーズンあたりの話数:8話
各話の長さ:55〜68分
概要:超常現象ドラマ『スーパーナチュラル』を生んだエリック・クリプキと、コメディ俳優セス・ローゲン製作による異色のヒーロードラマ。原作はガース・エニスとダリック・ロバートソンの同名コミック。
あらすじ:スーパーヒーローたちが存在し、その活動が公に認められている世界。アメリカの巨大企業「ヴォート」に所属するトップヒーローたちは富や名声を欲しいままにしていた。ヒーローの活動に巻き込まれて恋人を失った青年ヒューイは、ヒーローに復讐を誓う謎の男ブッチャーに誘われ、ヴォートの実態を暴こうとする。
ポイント&ストーリー
ヒーローはほぼ全員クズ!異色のヒーロードラマ
空を飛んだり、車を持ち上げたり、透明になったり...そんな夢のような特殊能力を持ったスーパーヒーローたちが活躍するアメリカ。ヒーローたちのマネジメントを行う巨大企業「ヴォート」には200人以上のヒーローたちが所属しています。
引用元:IMDb
彼らは悪党と戦い、市民を守り、人々に希望を与える存在として広く認知されていて、子供たちは好きなヒーローの話で大盛り上がり!
その活動は平和維持のために留まらず、俳優や歌手としての芸能活動から彼らの名前が付いたスナックなどのライセンス商品に至るまで、スーパースターとしてヴォート社に莫大な利益を生み出していました。
しかし強すぎる能力を持つ彼らは特権意識のようなものを持っており、実際には一般市民が巻き添えになることなど気にも留めていません。パワハラやセクハラはおろか殺人や強姦も厭わず、その能力や権力で私利私欲の限りを尽くし、ヴォート社はそんな彼らの悪事を巧妙に隠蔽していました。
引用元:IMDb
世間の誰もが清廉潔白を信じて疑わないヒーローたち。町の電気店で働く平凡な青年ヒューイもまたヒーローたちのファンでしたが、恋人のロビンが高速移動能力を持つヒーロー「Aトレイン」に激突されて死亡します。
Aトレインやヴォート社の誠意のない対応を目の当たりにしたヒューイは和解の申し出を拒否し、ヒーローの腐敗を暴こうとする集団「ザ・ボーイズ」の一員である男ブッチャーに協力します。ここからザ・ボーイズvsヴォート、つまり普通の人間vsスーパーヒーローの、血で血を洗う死闘が始まります!
正義のヒーローが悪と戦う作品って大体面白いけど、メチャメチャいっぱいありますよね。
この作品がヒットしたってことは、みんな普通のヒーローものに飽きてたのかも。
エロもグロも包み隠さず描写!
様々な能力を持つヒーローたちが登場するとあって、映像は迫力十分!マーベルコミックやDCコミック原作のヒーロー映画に負けないCG技術でヒーローたちの特殊能力を活写しています。
異色のストーリーゆえに大人向けと言える本作ですが、その映像表現についても子供には見せられないほど過激!ド直球の下ネタに、脳みそや内蔵が飛び散る残酷描写のオンパレード!強いヒーローは普通の人間や弱いヒーローを虫けらのように扱い、ザ・ボーイズの面々もヒーローやヴォートが相手なら容赦しません。
引用元:IMDb
透明になれる能力があったらどこに忍び込むか?トラックを軽々持ち上げるような怪力で生身の人間を殴ったらどうなるか?
他のヒーローものでは明確な描写を避けるところも本作ではキッチリ描かれていて、ある意味で非常にリアリティのある作品に仕上がっています。そしてリアルな下品さを笑いに変えるブラックコメディ要素も見どころです。
キャスト&キャラクター
どこかで見たことある?名作アメコミを皮肉ったようなヒーローたち
もしも民衆から崇められ、一流セレブのような暮らしができ、気に入らない奴を一瞬でひねり殺せる能力があったら、大抵の人間は尊大になってしまうのかもしれません。そして尊大であり続ける者もいれば、自らを省みる者もいる...ヒーローを描きながら人間性についてのドラマが展開するのも本作のポイントです。
悪のスーパーマンこと「ホームランダー」
本作で最も強烈な印象を残すキャラクターであり悪役でもあるホームランダーは、スーパーマンにキャプテン・アメリカの要素を足したようなヒーローです。彼はヴォート社のヒーロー上位7人で構成されるチーム「セブン」のリーダーであり、まさにトップオブトップの最強ヒーローとして君臨しています。
怪力、飛行能力、銃弾を弾く皮膚、透視能力、目からビームを出すなど、能力はスーパーマンとほぼ同じで、コスチュームもスーパーマンをベースとしつつキャプテン・アメリカを彷彿とさせる星条旗がモチーフのデザインです。
ただし性格は高潔で正義感の強いスーパーマンやキャプテン・アメリカとは似ても似つかず、自己中心的で傲岸不遜。自分が最強であることを自覚しており、全てが思いのままになると信じています。
引用元:IMDb
ホームランダー役にはドラマ『バンシー』の主人公ルーカスを演じたアントニー・スターが扮します。いつキレるかわからない危なさや不安定さ、歪んだ愛情表現などを狂気をはらんだ演技で見せてくれます!
まるでジャスティス・リーグな「セブン」のメンバーたち
アメコミは出版社をまたいだパクリやオマージュが非常に多く、本作においてはスーパーマンを模したホームランダーだけでなく、他のヒーローもDCコミックのヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」(画像参照)を思わせるキャラクターばかりです。
引用元:IMDb
アマゾネス戦士のような女性ヒーロー「クイーン・メイヴ」は明らかにワンダーウーマンですし、海のヒーロー「ディープ」はアクアマン、高速移動できる「Aトレイン」はフラッシュが元ネタです。
あまりにも似ていて著作権的に大丈夫か心配になりますが「ザ・ボーイズ」原作コミックはDC傘下のワイルドストーム社から出版され、後に既存作品のコミカライズで知られるダイナマイト・エンターテインメント社に移籍していることから、どうやら問題はないようです。
引用元:IMDb
それにしても見た目は完全に正義のヒーローなのに、やることがゲスというギャップ!アメコミ作品を見慣れている人ほど笑える作品です。
上の画像を見比べると...まんまですね!
どんなそっくりヒーローが出るかも楽しみだね!
ザ・ボーイズの面々
ヒーローたちのキャラが濃すぎて忘れがちですが、あくまでも本作の主人公は普通の人間であるザ・ボーイズの面々です。
野性味溢れるイギリス人のブッチャー
ザ・ボーイズのリーダーであり、ヒーローに強い恨みを持つ男ブッチャー。モジャモジャの髭をたくわえたワイルドな風貌と、訛りの強いイギリス英語が印象的です。
なぜ彼はヒーローを目の敵にするのか?過剰にも見えるヒーローへの敵意は、本作のストーリーに深く関わっていきます。
引用元:IMDb
演じるカール・アーバンは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『スター・トレック』シリーズなどの大作に次々出演しているものの、主演作としては本作のブッチャー役が当たり役となりました。イギリス英語を喋るのでイギリス人かと思いきや、ニュージーランド出身の俳優さんです。
すっごく余談になるけど、ブッチャーの妻ベッカを演じるシャンテル・ヴァンサンテンは人気ゲーム『Apex Legends』のレイス役(英語版)だよ。
ヒューイ役はベテラン俳優カップルの息子
過激でブッ飛んだキャラクターが多い劇中で、その常識人ぶりと優しさが際立つのがヒューイです。物語は彼が恋人を失うところから始まります。
ザ・ボーイズの他のメンバーは少なからず修羅場をくぐり抜けた経験がありますが、ヒューイだけは本当にただの一般人。とにかく優しい性格で、暴走しがちなブッチャーを諌める人物でもあります。
引用元:IMDb
演じるジャック・クエイドは同じく俳優のデニス・クエイドとメグ・ライアンの息子で、音楽ドラマ『ヴァイナル』で知名度を上げつつ、本作で大作の主演デビューとなりました。
柔和な顔付きはお母さん似ですね!
キミコ役は『スーサイド・スクワッド』の福原かれん
ザ・ボーイズの紅一点であるキミコは、ヒーローのように高い身体能力や再生能力を持っています。とある事情から言葉を一切喋りませんが、メンバーとは少しずつコミュニケーションを取れるようになっていきます。
引用元:IMDb
演じるのは日系アメリカ人女優の福原かれんで、映画『スーサイド・スクワッド』のカタナ役で知られています。
シーズン3製作決定!『スーパーナチュラル』のディーンも参戦!
Amazonオリジナル作品で最も成功したシリーズとなった本作は、シーズン2の配信を待たずにシーズン3の製作が決定しています。
シーズン3にはドラマ『スーパーナチュラル』で主人公ディーン役を務めたジェンセン・アクレスがヒーローとして出演することも決定済み。『スーパーナチュラル』を生んだのが他ならぬ本作のショーランナーであるエリック・クリプキですから、主演俳優とクリエイターの再タッグが久々に見られるということですね。
『スーパーナチュラル』ついに完結なんですね!
シーズン数は何と15!お疲れ様でした!
長すぎて僕はシーズン4で断念しちゃった...
まとめ
『ザ・ボーイズ』管理人レビュー
『ザ・ボーイズ』はこういう人にオススメ
レビューサイトでの評価
Rotten Tomatoes
批評家のスコアは90%、一般のスコアは85%と、どちらも高い評価。
引用元:Rotten Tomatoes
IMDb
8.7/10で6割強が9点以上。
引用元:IMDb
予告編
『ザ・ボーイズ』が観られる動画配信サービス
Amazon Prime Video
本作はAmazonオリジナル作品につき、配信もAmazon Prime Video限定です。